幼なじみはアイドルの先輩
「あら、1人で来たの?」


涼さんと菜穂が楽屋を掃除していた。


ちょっと足の踏み場が……。


「今日は劇場公演ないから、思い切って掃除中です」


2人のバンダナ姿めっちゃ似合う……じゃなくて、向こう側の扉の奥に今ホットな人物がいるかどうかが気になる。


「杏ならもう帰ったよ」


菜穂の持ってる雑巾は真っ黒だった。


「帰った?やっぱ事務所に来たんだ」


「今は自宅に帰ってるはずだよ。総帥、どうする?杏はいつもと変わらないけど、それでも杏の自宅行くか、あたしらのお手伝いするかどっちかに決めて」


「涼さん……今から杏の自宅行ってきます」


…………別に掃除が嫌だって言ってるわけじゃないから。


今から私が加わっても、足手まといになりそうな予感がしたから、杏の自宅に行くことにしたから。


掃除が嫌ではないからね!!


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