幼なじみはアイドルの先輩
都内はこういった慌ただしさだが、一応私も注目のメンバーとして取り上げられてる。


盛り上げるために都内で仕事しないといけないんだけど、最初から決まってたスケジュールを消化するために函館へ。


力を貸してほしいんです。


約束の時間に結子さんと伶が待っててくれてた。


毎年なんだけど、今年は特に身が引き締まる気持ちになる。


愛結さんの墓前に3人が手を合わせる。


小鳥の鳴き声しか聞こえない中で、時々伶が妹の姿を見せ、お姉ちゃんとつぶやく。


「忙しいのにいつもありがとうね」


「とんでもないです」


「愛結は誰よりも選抜祭楽しみにしてたから。今頃喜んでいるかな」


「たぶんですけど、私と伶で1位、2位とらないとかっこ悪いって言いますよ」


「はい」


伶が結子さんの手を握った。


「まだまだ甘えん坊ねえ」


「そこが伶のいいところですよ。でも、選抜祭でそれだったら、そうだなあ。総帥より次期総帥が怒るからね」


「気をつけます」





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