幼なじみはアイドルの先輩
「愛結さんに何を報告したんですか?」


立ち上がった飛鳥先生は大きく息を吐いた。


「僕に大切な女性が出来たので、天国で見守ってほしいと」


「…………よかったですね!!おめでとうございます」


「愛結は僕の心の中にずっといるからって」


ほぼ間違いないはずなんだけどなあ。


ここで追及できないのが…………。


「水原は選抜祭出るんだったね。君はホント大変だと思うよ。裏方も兼ねて活動してるんだから」


「もう慣れたので特に何とも」


「教え子が頑張ってるのに、何もしてあげられないのは悔しいから、僕は君に投票することにしてる。友達のガーネットファンにもお願いしてある」


「ホントですか!!」


「素人の激励だけど、最後だから頑張りなさい。応援してる」


「ありがとうございます」


飛鳥先生と握手をして別れた。


複雑過ぎて集中力がない。


応援は素直に嬉しいけど、核心は怖くて触れずじまい。


空耳でいいから、愛結さんの思いを是非聞きたいです。


できれば函館にいる間に。





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