幼なじみはアイドルの先輩
ママがおもむろに立ち上がった。
掃除のチェックか…………と思ってたらトイレだった。
つくづく雑煮を食べてなくてよかった。
「トイレットペーパー替えの入れとかないとダメよ」
この程度のダメ出しなら安心だ。
「で、何だっけ?」
「どうして仕事続けるって決めたの?」
「いろいろあるけど、ママがいないとどうしてもダメな後輩がいるの。その後輩は優秀で今いろいろ教えてるんだけど、ホント甘えん坊でね。その子が任せてくださいと自分から言うまで辞められない。ママが必要ですって声がなくなったら辞めようと決めた。あなたも職業柄似たようなこと起きてると思う」
社会の先輩にこれでもかとズバリ指摘された。
「辞めるか辞めないか迷ってるのもおじさんに聞いてる。最後は杏が決めることだけど、考えがまとまらなければ、ママの真似しなさい」
「…………ありがとう。参考にする。」
迷路の出口がわずかだけ開いたような気がした。
お腹がすいてきたから、ママにまた雑煮を作ってもらった。
選抜メンバーとしての最初で最後の冬。
そして、自分の周りを見つめ直す冬。
体力つけて出口を見つけ出すよ。
掃除のチェックか…………と思ってたらトイレだった。
つくづく雑煮を食べてなくてよかった。
「トイレットペーパー替えの入れとかないとダメよ」
この程度のダメ出しなら安心だ。
「で、何だっけ?」
「どうして仕事続けるって決めたの?」
「いろいろあるけど、ママがいないとどうしてもダメな後輩がいるの。その後輩は優秀で今いろいろ教えてるんだけど、ホント甘えん坊でね。その子が任せてくださいと自分から言うまで辞められない。ママが必要ですって声がなくなったら辞めようと決めた。あなたも職業柄似たようなこと起きてると思う」
社会の先輩にこれでもかとズバリ指摘された。
「辞めるか辞めないか迷ってるのもおじさんに聞いてる。最後は杏が決めることだけど、考えがまとまらなければ、ママの真似しなさい」
「…………ありがとう。参考にする。」
迷路の出口がわずかだけ開いたような気がした。
お腹がすいてきたから、ママにまた雑煮を作ってもらった。
選抜メンバーとしての最初で最後の冬。
そして、自分の周りを見つめ直す冬。
体力つけて出口を見つけ出すよ。