ブルーハート 色んな恋心の短編集
顔の傍を銃弾が掠めていく

後ろを振り返ることなく、オレは走った

…クッ…

ふいに激痛が走る。

腕をやられた…

だけどまだ走れる、どんなことでも走りぬいてやる

腕の痛みなんて関係ない、オレは走った。

いつまでも鳴りやまない銃声。 しかし少しずつだが、その音が遠ざかっているのがわかる。

…もう少しだ…

< 100 / 134 >

この作品をシェア

pagetop