1位の彼女と2位の俺~嘘から始まる恋~

「何だそれ…。

梨花俺のこと…煽ってるの?」



未来が少し意地悪く微笑む。



「うん…。そう…。

私、未来を煽ってる。

理性なんて飛んじゃえばいいのに……って思ってる。」



私の言葉に、未来が一転驚いた顔をする。



「……小悪魔。」



未来がそう呟くと、私の唇に深いキスを落とす。



「今さらダメって言っても、もう無理だから…。」



そう言って、もう一度キスをすると、未来が私の膝に腕を入れ、グイッと抱え上げられた。



お姫様抱っこのまま、寝室に連れて行かれると…


この日…未来の腕に抱かれて、とても幸せな時を過ごした。



< 132 / 484 >

この作品をシェア

pagetop