お前、可愛すぎて困るんだよ!
「えー?
べつに、なにもだよ~。



碧くんのこととか。
碧くんのこととか……。



……碧くんのこととか」



「……って。
相変わらず、碧くんばっかりね、妃莉は」



“あはははは……”と、甲高い声で笑いながら、ママは言った。



「それじゃあ、パパは。
一生、やきもちを焼きっぱなしね」
< 230 / 978 >

この作品をシェア

pagetop