お前、可愛すぎて困るんだよ!
小嶋センパイは、腕をつきあげて、その場でぴょんぴょん飛び跳ねた。



「楽しい球技大会にしようね~」



テンション高く、妃莉の手をとって、ぶんぶん揺らす。



でも、妃莉……。



「は、はぁ……。
よろしくお願いします……」



元気にはしゃぐ気分じゃない。



だって……。



朝会ったっきり、碧くんと会えてないんだもん。
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