お前、可愛すぎて困るんだよ!
「プレゼント選びなんて。
こんなの、ただの口実だったんだから……」



「……え?」



「妃莉ちゃんと一緒にいるための口実」



「…………」



「好きな子とは……。
ずっと一緒にいたいと思うでしょ?」



そう言って、小嶋センパイは顔をゆがめてちょっと笑った。



「だったら、せっかくのデートを楽しまないと。
あの人のことなんか、忘れて……さ」
< 496 / 978 >

この作品をシェア

pagetop