今日もあなたが。
♡×2



キーンコーンカーンコーン......

「終わったーーーーーー!!
柚菜〜帰ろ〜!!」
今日は中間考査最終日。
テスト終わりほど幸せなものはない!
「せっかくだし、このまま遊ぶ?」
あぁやっぱ柚菜は天使だ...
「もっちろーん!どこ行こうか〜?」
私がウキウキしながら廊下を歩いてると...
「あ、橘さん...あの...ちょっといいかな?」
声をかけてきたのは2年の先輩...。
「あ、はい...」
私は空気を察して柚菜に下駄箱にいると言って立ち去った。


「あぁモテるな...何人目だよ...しかも今回は先輩だぞ...柚菜のタイプじゃなかったけど笑 確かに見た目は可愛いさ...ふんっ...
あぁーーーー萎える...。」
私が1人で萎えてたら
「何萎えてんの?笑
元気出せ薩摩ちゃん〜!」
「茉梨先輩〜!!もぅ萎えすぎてて...」
この人は私の部活の先輩 古川 茉梨。
2年では唯一の私の理解者。先輩の説得でバスケ部に入ろうと思えた。
「あ、じゃあそんなあなたに朗報です。
明日は練習試合になりましたよ!」
「えっーーーー!やったー!!
頑張ります頑張ります!!」


やっと柚菜が帰ってきた...。
「長かったね...なかなかねばったんですか?」
「いや、いい人だったしさ〜」
「えっ...まさか...」
私の脳裏に嫌な予感がただよった...
「なわけないじゃん笑 まず誰だか分かんなかったし笑」
こいつ...小悪魔だ...いや大魔王だ...。。
「お腹すいた。行こ!」
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