今日もあなたが。
♡×3



日課が続く毎日...。
だけどなにもない毎日...。

でも今日こそなにか...
だって今日は.....................

「柚菜ちゃん!いよいよだね...」
「ついてってあげるから絶対だからね...」
「はい...頑張ります......。」
今日は体育祭。柚菜がついてく条件で零先輩と写真を撮ると約束した。

「早くしないと体育祭終わるよ...」
「もぅ無理だよ...柚菜ごめん...」
すると柚菜は私の手を引っぱり歩き出した。
「なに諦めてんの!?約束したでしょ!?
絶対見つけてやる、桐谷ーーー!」
だから私はこの子と親友になったんだと思う。絶対に諦めなくて自分のことじゃないのに...。
「いたーーーーー!!」
柚菜が駆け足になる。私の心拍数はドンドン上がってく。
だけどそれは一気に落ち着いた...
目の前の零先輩の周りには女子がたくさんいた...そりゃそーだよね...私だけじゃないよね...
さすがの柚菜もこれを見たら......
「先輩!あのこの子が写真撮りたいって。」
うそ...何この子...鋼の心臓かよ......
周りの女子が柚菜を見つめてる。でも柚菜は堂々として私の手を強く引っぱった。
「ゆ、柚菜...。ありがとう。」
私は零先輩の前に行き
「写真撮ってください!」
と言った。
「おう。いいよ」
私の宝物が1つ増えた♡
ぎこちない顔の私の隣には、あの零先輩が笑顔で写ってる。


「次は自分で頑張る。」
私の目標も増えた。


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