奇聞録二巡目
ある日、車を車庫に入れる時にバックモニターを見た。
顔が半分無くなっている女がバックモニターに映っていた。
慌てて肉眼で確認する。
誰もいない。
しかし、バックモニターには映っている。
女は後部座席のドアに手を掛け、ドアを開ける。
ドアがひとりでに開く。
目には見えないが、明らかに後部座席に乗っているに違いない。
車から逃げるように飛び出した。
そのまま家まで走って行く。
次の日、車に来る。
ああ・・・。
後部座席に誰か座っている。
間違いなくあの顔が半分しかない女だ・・・。
車のドアに手を掛ける。
運転席に乗る。
「あ、あの・・・。なにか私に用ですか・・・。」
顔が半分しかない女は、ブツブツ声にならない声で唸っている。
次の瞬間、私は頭を吹き飛ばされた。
それで、今度は私が車が来るのを待つ羽目になった。


