もう一度・・あなたと
俺は、怜音が好き。
レンが、好きなんだ。

智和には、きちんと話してきた。
智和からも、同情だと、わかってた
と、言われたよ。

改めて、
門倉怜音さん、あなたが好きです。
俺と付き合って下さい。」
と、言い

顔をあげると、怜音が泣いていた。

「怜音、ごめん。
そんなに、嫌だった?
本当にごめん
のこのこ、ここまできて」

「違うの。
飛鳥、三年もそばにいたから、
寂しさから、私への気持ちを勘違いして
いるんじゃないの?」

「そんなことは、ない。
もう、俺‥‥間違いたくない
レンを失いたくない。
この気持ちは、間違いないよ。」

「私は、三年間も
飛鳥一筋で、飛鳥も私と同じ気持ち
だと、勝手に思っていた、
ばかものだよ。」
と、言うと

「えっ、どういう事?
レンは、ずっと俺を思っていてくれたの?」

「そういうこと。
飛鳥が、智和と
付き合ってるみたいに、なって
飛鳥を思う自分を止めたの。」

「違う、止めないで。
俺を好きでいて。
ねっ、レン。」

飛鳥の慌てぶりが、可笑しくて
笑うと、飛鳥も一緒に笑いだした。

「レン、キスしていい?」

頷くと‥‥‥‥

優しいキスが、顔中に
そして、ふか~いキスが
唇におりてきて、息ができなくて
飛鳥の胸を叩いた。
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