もう一度・・あなたと

俺は、透を探した。

「とおるっ!!」

透は、ちっ、と舌うちをして
振り返りざまに、
飛鳥を殴った

倒れた飛鳥は、
「なに、するんだ!!」
と、切れた口の端を拭いながら叫ぶ

回りの人達も

キャー!

キャー!! 

なに?

どうしたの?

と、騒ぎに‥‥‥

智和も、聞きつけて
そばに行くと

飛鳥が、口から血を流していて

透が、そばに立ち
すごい顔で睨んでる。

「何をしてるの?
飛鳥、大丈夫?
なぜ、透が飛鳥を殴るの?」
と、言いながら、
飛鳥にハンカチを渡した、智和。

透は、
「お前らの顔など、二度とみたくない。
俺の前に、あらわれるな。」
と、凄い形相だ。

なに‥‥?
何を、この二人はしたの?
どうしたの?
回りに沢山の人が·····集まってくる

智和は、
「なんなの?大事な卒業の式典に
なぜ、そんなこと言われないと
いけないの?」
と、言うが

透は、睨でいるだけで
口をひらかない。

すると、透の横から女の人が出て来て
「透、睨んでもしかたないでしょ。」

まわりから、だれ?と、聞こえて。

「私は、透の彼女で南と言います。」
と、言いながら

「そうね。大学最後の式典に
怜音は、出席出来なかった。

あなた達、二人のせいでね。
私は、あなた達、
二人を‥‥‥絶対に許さない!!!」
と、南が言うと





えっ、レンいなかったのは

この二人のせい?

やはり、二人は浮気?

レン、かわいそう

大学生活、最後のイベントなのに
怜音は、主席で言葉をのべると
聞いていた····のに·····

二人は、平然と出席してるんだ

すごい、神経だよね、びっくり

二人して‥‥‥ばかなの····

と、様々な·····声······

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