もう一度・・あなたと
プロポーズ

それからも、
飛鳥はリハビリと言語訓練に
頑張っていた。

そんな、飛鳥をみて、
ドクターが、
《 アスカの頑張りは、
患者さんに良い影響を与える
この病院で、仕事をしてみないか? 》
と、言ってくれた。

飛鳥は、
《 喜んで。
ありがとうございます。》
と、受けた。

長い時間は無理だから、
無理のないシフトにして
もらった。

飛鳥と怜音は、病院の近くの
アパートメントで
一緒に暮らすようにした。

怜音は、あんなに心配かけた
透と南ちゃんには、全てを話していた。
二人は、複雑だったが、
「「怜音の幸せが一番だ」」
と、言ってくれた。

同時に飛鳥の病気も心配してくれた。

ドクターの話では、
飛鳥の再発はないだろう。
とのことだった。

飛鳥は、怜音より
早く帰宅するから、
食事の準備して怜音を待つ。

「ただいま。」
と、玲音

「おかえり、チュッ。」
と、飛鳥。

「飛鳥、いつも言ってるけど、
手洗い、うがいしてからじゃないと
だめ。」
と、言うと。

「だって、待てないから。
さあ、レン、手洗いしてきて、
ご飯食べてから
ねっ、レン。」
と、言う。

毎日、本当に毎日
飛鳥は、飽きないのか、と思うほど
私を翻弄する。
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