もう一度・・あなたと

私は、頷いた。

飛鳥は、
「やった!! やった!!
奇跡みたいだ!!ヤッホー!」
と、おおはしゃぎ。

お母さんは、涙を流しながら
微笑んでくれた。

私は、飛鳥から離れて
「友成さん、こんな機会を与えて頂いて
ありがとうございます。
もう一度、飛鳥と伴に
生きて行きたいと思います。」
と、言うと

「先生、友成さんは他人行儀だから
お母さんでお願いしますね。
まあ、うれしい
こんなきれいな方が娘なんて。

私も、先生は病院だけで
私生活は、怜ちゃんで、
お願いします。」
と、言ってもらえて

お母さんと
フフっと、笑い合っていると

飛鳥が、すかさず
私を自分の胸の中におさめた。

お母さんが、
「なに?お母さんにもやきもち?
いやね、怜ちゃんに告白もできない
へたれだったくせに。」

「うるさい。
でも、母さんありがとう。
俺に勇気をくれて。
でも、レンは、俺のだから。
俺だけに、笑ってくれたら
いいの。」
と、言うから

怜音は、真っ赤になっていた。

お母さんは、
「まあ。」
と、言って笑っていた。

飛鳥は、その日退院した。

次の診察と休日のデートの
約束をして。
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