White heart
「……っ!!」
息が、詰まった。
そう、だった。コイツは、私の、過去を…。
はぁ、はぁ…はぁっ…
息が苦しい。うまく酸素が吸えない。
目の前が霞んできた。
あぁもう、いっそのことこのまま死ねたら楽なのに。
思い出したくない、やめて。
『助けて、助け…助けてよぉ…っ』
いや、いや、いや。
はっ…はっ…はっ…
「え、ちょ、ちょっと?」
瑠璃の声がどこか遠くで聞こえた気がするけど、今はどうでもいい。
お願いだから、消えて。
この記憶だけは…この、記憶にだけは、
蓋を、しなくちゃいけないの。