魔王のオモチャ

魔王の過去






〜 光 視点 〜







ど、どこだ……ここ…








俺は、目を覚ますと知らない街にいた

周りは賑わっていて、目の前には大きなお城が見えた

他の人たちに声をかけたが……
俺の声は届いていなくて、見えもしないみたいだった…










どういうことだ……?

俺、死んだのか……?




それに、あ、あれ…って……

女王様がいた城じゃねぇか…?










大きなお城が女王様がいた城にソックリだったので俺は城に近づき確かめることにした

城に近づくと、やはり門番がいて城には入れそうになかった











んー、やっぱ…

似てんだよなぁ……












俺は、まじまじと城を見ていたら
いきなり門が開いて、俺は端に寄った












「ひ、姫……っ!
また、あの庶民に会いに行くのですか…っ!?

おやめください!!
立場をご理解してください!」








「立場が何よ!!
私は、お父様が選んだ方とは絶対に結婚しない!

私は、トヨ……トヨを愛しているの!」








「姫…っ!」











門から出てきたのは……










「……っ!?………し、シャーナ…!?」











姫と呼ばれている……
シャーナそっくりの小さな女の子だった

そのシャーナそっくりの女の子は、門から飛び出すと走り出し街に向かった











「えっ……?ど、どういうことだ…?」












俺は、訳が分からないまま
シャーナそっくりの女の子の跡をつけた





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