魔王のオモチャ




俺が腹を抱えて笑うと
イケメンさんは、また俺を睨んで







バンっ!!!







イケメンさんの手から何か光るものが
俺の真横をとおった








「………嘘…」








俺は頬から何か伝うものが出てきたと思い手を頬に伸ばして触り見ると

俺の手には赤い色の液が出ていた







俺は、思った……

イケメンさんの手から出た光は
何か光線みたいなものだったのではないかと…









『動くなと言っただろ

次は当てるぞ』









イケメンさんは俺を睨んだまま
手は先ほどと同じ俺の顔の前にあった









ひ、ひぃ…!

なんなんだ、コイツ…!!









『さっきも言ったが
俺は魔王だ

だから魔力が使える
今のは魔力だ


他にも出来るが、見たいか?』








「い、いいです…!

見たくありません…っ!!」










ま、魔力⁉︎
これ夢じゃないのか?

痛みがあるぞ⁉︎


マジで夢じゃないのか⁉︎
お願いだから、夢で終わって!





< 7 / 226 >

この作品をシェア

pagetop