最強ふたり。
カキィィィーーーーンッッッ!!!
「……ふぅ。」
「相変わらずいいバッティング
してるねぇ、三原さんっ!」
「おぉ、キャプテン!ありがと」
「四番とエース、誰にしようか
迷ってんだよね。」
「私、最上なんかより
バッティングは上ですよ。
それに奴はピッチングに
専念させるべきです!」
「確かに、な。
でも、俺独断では不安でな。
もう一人、相談して欲しい奴がいる。」
「え……?」
「かけるの病院は、もう行ったか?」
「いや…どんな顔して行けばいいか…」
「だったら明日、
休んでもいいから
会いに行って相談してきてくれないか?」
「でも…!」
「四番とエースを誰にするか、
かけるに相談しに行くだけだよ。
単なる口実、さ。」
「キャプテン…!
わかった。ありがとう!」