最強ふたり。



カキィィィーーーーンッッッ!!!




「……ふぅ。」



「相変わらずいいバッティング
してるねぇ、三原さんっ!」

「おぉ、キャプテン!ありがと」




「四番とエース、誰にしようか


迷ってんだよね。」



「私、最上なんかより
バッティングは上ですよ。


それに奴はピッチングに
専念させるべきです!」



「確かに、な。

でも、俺独断では不安でな。

もう一人、相談して欲しい奴がいる。」


「え……?」



「かけるの病院は、もう行ったか?」





「いや…どんな顔して行けばいいか…」


「だったら明日、
休んでもいいから
会いに行って相談してきてくれないか?」


「でも…!」


「四番とエースを誰にするか、
かけるに相談しに行くだけだよ。

単なる口実、さ。」





「キャプテン…!

わかった。ありがとう!」





< 143 / 213 >

この作品をシェア

pagetop