最強ふたり。
一人一人ナイフを奪っていく。
「きゃあっっ…!!」
「いやっ…!」
「うっ……!」
ヒュンッ
「!!?」
チッ!!
「あ、あぶなあっ!」
カランカラン……
これで、全員分のナイフはとったな…
「くそ…っ」
「バケモンっす!コイツ…」
「……っ」
「もう終わりかい?
女獅子に憧れる柿原さん。」
「……〜〜っっ!!
あんたらぁぁっ!」
「え。」
ズシャアッ!!
「きゃあっ!!」
「な、何してんだおまえっ!!」
柿原は自分の子分を
隠し持っていたナイフで傷つけた。
「うるさいっ!!」
ズシャッッ!!
「うぁあっ!!」
「柿原さんっ!やめてくださっ…
「やめろぉおっっ!!」
ズシャッッ!!
「な…、三原…っ!?」
「くっ…!
お前、それでも頭かよ…。
なんで自分の子分傷つけるんだ!」
バキッッ!!
私はナイフを全て折った。
「あんたがっ…!!
くらわないから…!!」
「だからって仲間を傷つけるって
どういうことだよっ!!」
「うるさいっ!!
あんた、本当に最上さまのこと
好きじゃないんなら余計な口挟むなよ。
最上にどう誤解されようといいんだから。
ーーーー行くよあんたらっ!!」
「「「「は、はいっ…」」」」
「な…
なんだったんだアイツ…。」