EGOISTIC狂愛デジャ・ビュ【フェオドール編】
良いかもとか思ってしまったフェオドールはすでに味方ではない。
「い、嫌です!私、薬は飲みません!一人で入り…きゃっ!?」
彼の腕から抜け出そうとした小鳥だったがその途中で今度はカロンに捕まった。
「はいはい小動物、お薬の時間だぞー。さっさと飲もうなー」
「やぁ~!!」
「おい!小鳥嫌がってるだろ!放してやれよ!」
「とかなんとか言ってルカ、顔がにやけてるし。お前まで何想像してたんだよ。気持ち悪い」
オーレリアンに指摘され焦るルカ。
何やら「違う!」だの「誤解だ!」だの聞こえるが全部無視して末っ子は小鳥を見た。
「メスブタも諦めなよ。お前の味方なんかいないから」
「お、あんたも小動物にお兄ちゃんて呼ばれたい口か」
「はあ?勘違いしないで。メスブタがどうなろうが興味ないし、止める気もしないってだけ」
会話の間、小ビンを片手にいつの間にか笑顔で傍に寄って来ていた白魔を見上げ、小鳥は顔が青くなる。
「さあ、僕のプリマドンナ」
「フェオさん助けっ…!」
「すまない…マドモアゼル」
背後からカロンに抱き着かれて身動きができない状態の小鳥は、こうして呆気なく薬のビンに口をつけてしまったのだった。