EGOISTIC狂愛デジャ・ビュ【フェオドール編】
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†††




「行くぜフェオ。覚悟しろよ」

「カロン、ふざけるな。こっちにはマドモアゼルがいるんだぞ。白魔も…頼むからそんなに目をギラつかせないでくれ」

「チーム戦だからね。カロンとペアだなんて先行き不安だけど、小さなプリマドンナの血は僕も味見してみたいからさ」

誰が言い出したのか「温泉と言ったら卓球だ!」の一言で始まった卓球ダブルス。

温泉から上がった彼らは小鳥同様、旅館の浴衣に着替えて遊技室に来ていた。


「行くぜ…よっと!」

カロンがフェオドール・小鳥ペアに向かってサーブを打つ。

ちなみにまだ小鳥は子供のまま。

卓球は未経験とのこと。

フェオドールが頑張らなければ確実に負ける試合だ。

「…っ!」

本来なら小鳥が取るべき球をフェオドールが返す。

なんせ「負けたら小鳥の血をもらう」と言い出した二人だ。

白魔とカロンなら冗談じゃなく本気でやりかねないのでフェオドールも真剣になる。

「ふふ、フェオドールが必死だね。面白い!」

白魔が余裕そうに打ち返し、ラリーが続いた。


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