EGOISTIC狂愛デジャ・ビュ【カロン編】
ルカの提案に小鳥がパアッと顔を輝かせる。
「それなら…!ダメですか?カロンさん」
「えー…俺の小動物をケダモノ達に任せるとか…えー」
「お願いします!カロンさん!」
パンと両手を合わせてカロンを拝む。
すると何を思ったのか、ちょっと考えてからカロンはポツリと呟いた。
「……膝枕」
「え?」
「帰ったら膝枕な」
「っ…!は、はい!私、膝枕でも何でもします!」
お許しが出た。
膝枕くらいなら安いもの。
小鳥がルンルン気分で食事の支度を再開させると、カロンが付け足すように言った。
「おーい、勘違いするなよ?あんたが俺にするんじゃないからな?俺があんたを膝枕させて可愛がるの。OK?」
「えっ、逆なんですか!?」
「甘えるより甘えられた方が癒されるからな。めっちゃくちゃに可愛がって明日への活力にする」
カロンは小鳥に擦り寄ると、後ろから抱き着いて彼女の首を撫でた。
「あと、首輪。絶対つけて行けよ。俺のだって印しだからな」
こうして二つの条件の下、小鳥は久しぶりの外出を許されたのだった。