俺様な生徒会長とヘタレな私【短編】
よしっ。
書き終わった!


「柴田くん。終わったよ?」


私は書き終わった清書を柴田くんに渡した。柴田くんは一通り目を通し終わると私を見て言った。


「お疲れ。」


…それだけ?
もう用済みなのかな…?


「うん。…じゃあ…私は…帰ろうかな?」


何故か疑問形で聞いてしまう私。
帰っていいんだよね…?


私は立ち上がってカバンに手をかけた。
すると


「宿題…。」


柴田くんがボソッと呟いた。


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