俺様な生徒会長とヘタレな私【短編】
でももう夕方。
窓の外は日が暮れてるよ。


「あの…柴田くん。今日のところはもう帰った方が…。明日また手伝うしさ!」


私がそう言うと、柴田くんはわけがわからないという顔をした。


「何言ってんの?」


「えっ?生徒会の仕事がまだ残っててこれからやるっていう…こと…ではないのかな…?」


だんだんと小さくなる私の声に、柴田くんはどうやら呆れた様子でため息をついた。


「…たま子ってホント…鈍いよな。」


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