俺様な生徒会長とヘタレな私【短編】
こうして、半ば強引に柴田くんと私は付き合うことになりました。


その流れで


「俺のことも名前で呼べ。」


と命令されたので、呼んでみたところ…


「しゅ…秀!

…って…。
なんか変な気分…。」


自分の名前も『しゅう』だから、名前呼びにちょっと抵抗が…。


「ほらな。同じ名前だと紛らわしいんだよ。だからやっぱりお前はたま子だ。」


「…うっ…わかったよぉ…。
じゃあ、私も『柴田くん』呼びでいいよね?」


私がそう言うと、いつもの目つきで睨まれた。


「あぁ?お前は名前で呼べよ。当然だろ?」


…ひどい…!


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