俺のSPはくの一女子高校生
「おまえさ、楓のこと諦めたんだろ?だからもうここには用はないはずだ」
「そうですね。ですが、転校してきてすぐにまた転校なんて目立つでしょう?忍びたるもの、目立つ行動は極力避けなければなりません」
「なるほどね」
ですがね、さっきから近くに貴方様のカッコ良さにキャーキャー騒いでいる女子がいるんですよ。
十分目立っていると思うのは俺だけでしょうか?
「実は猿飛家の者に風魔さんに断られた話をした所、彼女の傍にいるように命じられたのです。風魔さんが危険なことには変わりありませんからね。もしもの時、助けるようにと」
「ふん。楓の傍には常に俺がいるから大丈夫だし」
「弱いくせに何を言っているんですか」
この野郎。シレッと俺のライフゲージを根こそぎ奪うようなこと言いやがって。