すでに恋は始まっていた
夜…カーネーション君にお礼を言いたくて、会えるようにお願いしながら寝たんだけど…会えなかった。


勘だけど、もう2度と会えない気もした。


でもね、夢の中でこう言ってくれた気がするの。


『僕を見つけてくれてありがとう』


姿形は見えないけど、想いはしっかり伝わってきた。


もう会えないかもしれないけど、私は寂しくないよ。


だって、成長したカーネーション君に会えたんだから。


今まで私を支えてくれたカーネーション君。


そんなあなたに私はこう伝えたい。


『私も…ずっとずっと、あなたの幸せを願ってるよ』

< 344 / 363 >

この作品をシェア

pagetop