すでに恋は始まっていた

お見舞い

ガチャ


「日菜〜。みんなを連れて来たぞ〜」


本を読んでいた私は、ドアの方から聞こえた疾斗の声で顔を上げる。


「みんな!」


「「「日菜!」」」


みんなのところへ走っていく。


と言っても、まだ前みたいには走れないから違和感のある走り方なんだけどね。


「ちょっと日菜、ベッドにいなさいよ。足元ふらついてない⁉︎」


《危なっかしいんだから…》


さすが凛愛!


よく見てる!


「みんなを見たらつい…ね?」


「日菜ちゃん気をつけてよ〜?」


《また眠っちゃったら大変なんだから〜》


「まぁ、そういうところが日菜らしいけどな」


《2ヶ月眠っても変わらないままか》

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