すでに恋は始まっていた
この後、意味のわからない2人に詳しく説明した。


私は2人にクラスの人の、ちょっとした笑い話や靴下失踪事件の話なんかを聞いたの!


カーネーション君と疾斗が同一人物だったっていうことはまだ秘密!


だって、1番最初は疾斗に言いたいんだもん!


私がいない間のいろんな話を聞いていたら、とっても楽しくて早く学校に行きたい!って思った。


退院までの時間を少しでも短くするために、リハビリ頑張らなくちゃね!


この日から毎日みんなは会いに来てくれて、クラスの人や全然関わりのない人たちまで来てくれたの!


おかげでリハビリもやる気いっぱい!


先生も、私の回復力にとっても驚いてた。


ちなみに、疾斗に昔会ったことは言えなかったの。


だって、疾斗はいっつもレトワールのみんなと来るだもん!


全然2人きりになれない!

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