動き出した、君の夏
…以外に手ェ早いなコイツΣ( ̄□ ̄汗…)

『…で』

後ろから腕を回してあたしのノートを覗き込む夕を振り向いた

『この距離何!?』
「んー?」

「んー?」じゃなくて…
顔が近い
そりゃあ後ろから腕回して抱き締めてたら近いんだけど!!
5cmも無いんじゃん?

あたし、今ツッコミみたいなカンジになってるけど…




内心バクバクだからねっ!?


『…夕ってそんな積極的だったんだ…』
「ん?」
『何でもない…』

「…」


『な、何よ;』

黙り込んで、あたしの顔を覗き込む夕と目が合った


「…千夏さ」
『てか、暑いから離れない?』

何言われるか分かる気がしたから、話を強引に反らした

「…千夏」
『マジで勉強しないとヤバくない?』





「千夏、顔、赤いぞ?」


『ううう五月蝿い!!!!』
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