動き出した、君の夏

花火

『ぅあーーっ。疲れたぁーーっ』
「ちょ、いいからバス降りなよ」
『もー無理っ。死ぬかも。疲れて死ぬかも』

降りなきゃいけないのは知ってる
知ってるよ。でもでも…

『だってさーあ。6本も跳んだんだよー?もーマジで無理。明日リレー走れないかも』
「6本なんていつも跳んでんじゃんよー」
『だってだって…全国だよー?ハンパじゃないからマジでっ』
「あーもー面倒くせーなーっ」

「三村はぁやく降りろっ!!!!」

『ぅあいっ!!』

怒鳴られて、急いでバッグを引っ掴んだ

『あああ有り難うございましたっ!!』
「はいよー。お姉ちゃん優勝おめでとうねー」
『有り難うございますっ!!』

バスの運転手さんに頭を下げてバスを降りた

「明日もよろしくお願いしますー」

コーチが運転手さんに会釈した

「おう!任せなー」

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