新選組と最強子供剣士

新選組には2つの派閥がある。


近藤 勇がリーダーの試衛館派


芹沢 鴨がリーダーの水戸派


まずは試衛館派。


江戸には、近藤勇が師範代の剣術道場があったらしい。


その剣術道場にいる人達は、刀を持って戦う武士とは無縁の家柄の身分で生まれた者。


武士に憧れた、農民や平民の出らしい。


そんな道場で剣術に磨きをあげる人達は、ある日こんな情報を手に入れた。


幕府が、将軍様を護衛する仕事をする浪士を探している。


将軍を護衛の浪士の募集だ。


それを聞いた近藤勇らは、江戸からはるばる京にやってきたらしい。


そこで芹沢鴨率いる水戸派の人達と出会った。


この時既に、芹沢鴨という人物に芹沢さんがなっていたかは知らない。


水戸派。


芹沢鴨は藩、水戸藩の郷士。


更には、神道無念流と呼ばれる剣術の免許皆伝だった。


水戸藩の郷士で神道無念流の免許皆伝。


そんな立派な肩書きのある芹沢鴨。


田舎道場の無名の流派の近藤勇。


身分の違う2人の人間が出会う。


そして、近藤勇と芹沢鴨が手を組んだ。


そこで誕生したのが、今の新選組。


当時は『壬生浪士組』という名があったとか。


組を結成した。


次の問題は‥‥‥頭、局長だ。


近藤と芹沢の2人のトップ。


だが、身分も肩書きも、どう考えても局長になるのは芹沢鴨。


ここで疑問が生まれた。
< 316 / 416 >

この作品をシェア

pagetop