琥珀色の王太子様に愛されすぎて困ってます!
それを聞いたリューイ様は、青ざめた表情で立ち上がり、そして床にしゃがみ込んだかと思うと、頭を擦りつけながら、


・・・ど、土下座!?


「ほ・・・本当に申し訳ない、この通りだ、許してくれ!!!フィオナの気持ちを無視して私はなんて事を・・・!どうかしていた私は!!!」

それはいきなりの事で、しかもまさか土下座をするとは思ってもいなかったので、狼狽えてしまいました。

これはマズい!止めさせないと!!



「リュ、リューイ様っっ!!!お止めください!!王太子殿下とあろう者が・・・!!」

私は寝台を離れて、土下座をするリューイ様を何とか止めさせようと身体を引っ張るのですが、頑なに頭を床に付けたまま、「ゴメン、ごめん」、と呟いていました。

仕方なく引っ張っていた手の力を緩め、リューイ様の前にしゃがみました。



土下座までするという事は、本当に記憶がないのでしょう。
リューイ様がいつものような態度であれば、私も怒り狂っていたでしょうが・・・。

ここまで落ち込んで謝っている姿を見ると、なんか私が悪いみたいに感じてしまって、いたたまれなくなってしまいました。


「分かりましたから顔を上げてください、リューイ様。そこまでされると私は申し訳なくて逆に苦しいです。その、初めてのキスがこれってのは・・・まあアレですが、その、別に」

「ああ、・・・私は・・・」

リューイ様はまだ頭を両手で抱えて、床に張り付いていました。

いや、だからもうやめてくださいって。


だってもっとショックを受けるのかと思っていたのに、案外私の心の内は、





「・・・別に、嫌じゃなかったですから」


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