帰り道
キーンコーンカーンコーン‥
でかでかと鳴る授業の終わりを教えるチャイム
あたしはまたそれを屋上で聞いた
昔から学校は好きになれなかった
まわりに馴染もうと努力してみたこともある
だけど
あの子が好きだとか嫌いだとかそういうのに興味も持てず
仲良くしてたかと思うと出ていった瞬間に文句を言っていたり言ってたかと思うとまた仲いいフリそして裏切れば次のターゲット
なんだかただ単に馬鹿馬鹿しくて愛想笑いなんか得意じゃないあたしはそんな人達と距離を置いた
授業中にすら噂話や手紙交換
目に見えるイジメ
たいして偉くもないくせに差別したがる人達
嘘の笑顔が溢れてる
もうなにもかも
面倒くさかった