目には目を、歯には歯を
――ダイアナ、といったか。
殺されて発見された女。

あの女だ。

これは、あの女が見ていた光景だ!

ジャックの心臓はさらに早鐘を打つ。

――では、さっきの恐怖の感情は、あの女のものか?

あの女が、俺を見ているのか?

ジャックは混乱しつつも、自分の意識でも恐怖を覚え始めた。

先ほどの膝の痛み。

あれは、本物の痛みだった。
そして、彼女の恐怖の感情も本物だ。

だから、ジャックは自分も恐怖を覚え始めているのだ。

なぜなら、ジャックは覚えているからだ。





これから、何が起こるのか。







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