覇狼
「高梨先生と知り合いなの?」
『え?あー……腐れ縁?笑 まぁ、気にしないで、さっきのセリフは。』
そう言うと、バタバタと私の席に集まってくるクラスメイト。
え、なに………囲まれてんだけど………
「ね、ね、どっから来たの?」
最後にいたのは…………
『沖縄?』
「えーっなんで??」
『もともとこっちに住んでたの』
「彼氏いますかー!」
『いないでーす』
あぁ、自分で言ってて悲しい。
今まで一度もできたことない………
「ちょっとー!私が先に話しかけたのよ!!散れ!」
一番はじめに声をかけてくれた女の子が、周りの人に言う。
あぁ、視界が開けた〜
『名前、なんて言うの?』
「私は、一ノ瀬 菜桜子。ナオって呼んで」
『ナオ、ね。私は、みんなくぅって言うから、それで。よろしく〜』
「よろしく!ったく、男どもの視線か暑苦しい!見んな!」
ナオ、美人だもんなぁ………
私だったらこんなの耐えらんないわ…………
「…………鈍感?」
『ん?』
「…………なんでもないわ。」