覇狼


葉「ねーちゃん、春樹の抱っこ好きだもんな〜ってか、付き合ってないの?」


「付き合ってねぇよ」


俺は、好きだけども。


葉「マジで?二人がイチャつくからさぁ。俺もう、家にいんの恥ずくて…………」


「どこがイチャついてるかわかんねぇ………」


葉「その状況を言ってんだよ!」


なぜか膨れる葉月。


頬をふくらませる姿が呉葉と似てるな。

やっぱ姉弟だな………



菜「え、ちょ、待って。姉弟?葉月とくぅが?」


葉「おう。俺のねーちゃんだよ」


フリーズした一ノ瀬を紘人がツンツンして起こしてる。


あいつらこそだろ、イチャついてんじゃねぇかよ。


菜「ってか!くぅ、ケンカしてた!」


「紘人………」


説明しろ、なんて言わなくても通じてる。


紘「くぅちゃんは、二重人格らしい。片方の人格が暴走するなんて話聞くけど、くぅちゃんには必要ないみたい。自分でコントロールしてるからね。」


葉「喧嘩してたのは、紅。アイツが言うには、ねーちゃんを守る人格なんだと。」


蓮「も〜びっくりだよね〜めっちゃ強いしさ〜でも、くぅちゃん自体は喧嘩慣れしてないんだろうね。」


「んで、疲れて寝てるのが今の状況。」



菜「怪我は、してないの?」


「大丈夫だ。手も怪我してないしな。派手に返り血浴びたからひどく見えるだけだ。」


菜「そう……………」



………ん?


起きたか……………………



「強制はしねぇ。けど、これからもコイツと一緒にいてやってくんねぇか?」


紅が言ってた、友達をなくす。

それは呉葉にとってもツライことだと思う。


でも一ノ瀬は、こんなことで離れるような奴だとは思わない。



菜「あたりまえよ。何言ってんの?」


ほら、な……………



「だとよ?よかったな?」


『ゔん…………』



泣いてらぁ………


まぁ、嬉し泣きだから良しとしよう。



【side end】


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