恋愛ケータイ小説倶楽部
そんな私の気持ちとは裏腹に長谷川くんの手元にはもうチケットが4枚準備されていて、行列に並ぶことはなく入場が出来た。


ここには小さかった時、それこそ年齢が一桁だった頃に一度訪れたことがあった。

しかし、リニューアルされた今、外観には面影があったものの中はガラッと変えられていて、全く違っていた。


「ペンギンのショーもあるんだって!」


入口で受け取ったパンフレットを見ながら沙也加も騒いでいる。


「にしても、人がやっぱ多いよな」


私の横で長谷川くんがつぶやいた。

順路の方へ目をやるとそこには人混みでごった返していて、もはや魚を見に来たのか人を見に来たのか分からないくらいになっていた。





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