恋愛ケータイ小説倶楽部
「これからはその夢を椎名に託そうと思って」


そう言って、先生は満面の笑みをこぼす。


「え、それは荷が重すぎるんですけど……」


「あはは、半分冗談だよ」


「…………」


半分冗談って……半分本気ってことじゃん。


「国語が出来なすぎるお前に期待はしてないよ」


「そ、それを言わないでください!」


「だから、」


「……?」


「俺の授業中にもう寝るなよ」


うゔ。
今日やっぱ寝てたのバレてたんだ…


「………はい」


「分かったらよし」


そう言いながら先生は、私の頭の上にポンポンと手を置いた。


先生を見ると、先生は目を細めて少年のようなあどけない笑顔で私をみつめてきた。



その瞬間。


私の中で何かが弾ける音が


聴こえた気がした。



「ん?どうした?」


「い、いえ、なんでもないです……」



それは何だったのか。


今の私にはよく分からなかった。


とりあえず、先生の授業中は


これからは眠らないようにしよう。


そう思った。





第三章 決戦は火曜日 -完-

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