永遠の愛を君に…

「…優稀!起きなさい!遅刻するわよ!」

「…まだ眠いって…」

何気無く時計を見ると、8:05分

「…遅刻するんだけど⁈ちょっお母さん起こしてよ!」


なんて言いながら、制服に着替えて、リビングに準備されていたパンを口に含み家を出た。


私は、高校2年の神谷 優稀
カミヤ ユウキ

「朝起きんの辛いんだって…って本当にヤバイ!」


パンを無理やり飲み込んで、走り出した。
学校に行く道を曲がろうとした時、誰かとぶつかって転んでしまった。


「ごめん!大丈夫⁈って神谷じゃん」

「え?あ…風原くん。」


「立てる?ごめんな?」

手を貸してもらって立ち上がる。

立ち上がる時に、引っ張ってくれた手が

力強くて…

ちょっとだけ、ドキッとして


「一緒学校行こっか」


そう言われた時は、ただ頷いた。
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