超能力者も恋をする
夕方になって一旦先輩のアパートに自分の荷物を取りに行った。
元々持ってきた物が少なかったからスーツケース一個とボストンバック一個で事足りた。
荷物を詰めていると、玄関の開く音がしてドキッと心臓か跳ねた。
「間宮?いるのか?」
先輩が帰ってきた。朝、微妙な態度で出てきてしまったから会うのが気まずい…。会わないようにとこの時間に来たが思ったより先輩の帰宅が早かった。

「急にマスターから欠勤の連絡きて心配してたよ。電話も出ないし、大丈夫か?って、間宮、どうしたんだ?!」
すみれの部屋の前まで来た先輩は、荷物をまとめていたすみれを見て驚いて立ち止まった。

先輩がすぐそこにいる事ですみれは緊張して一歩下がった。また偶然にでも触れてしまって先輩の記憶を読み取ってしまうのだけはしたくなかった。
先輩との距離は約2m。
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