メシトモ!
「あっそ。今回は外れだったんじゃない。男の勘なんて、女の勘には勝てないわよ」
「一般的にはね。姉ちゃんは鈍感だし、俺の方が敏感だからね」
「はあ、私のどこが鈍感なのよ」
「鈍感って気が付いていないところが、もう鈍感だろう」
「うるさいわね。佐々木さんとはご飯食べたり飲んだりする友だちです」
「ふーん。メシ友、飲み仲間ってところで収めたんだ。じっくり攻める系の人なんだ」
涼太は独り言のように言っているけれど、私にもしっかり聞こえていた。一人勝手に納得している涼太を横目に、カレーを食べ切った。
「お皿洗うから、早く食べちゃってね」
自分のお皿を流しに置くと、後ろから「嘘! 姉ちゃんが皿洗うの? 絶対に皿割るなよ」と聞こえてきた。
なんでこうも一言多いかな、涼太は。素直にありがとうって言いなさいよ。そう言ってやりたかったけれど、ぐっと堪えた。いろいろと家族のために頑張る涼太を労うためにお皿を洗うんだから、これで文句を言ったら意味がない。
私はなにも聞こえなかったことにして、鍋や食器を洗った。
「一般的にはね。姉ちゃんは鈍感だし、俺の方が敏感だからね」
「はあ、私のどこが鈍感なのよ」
「鈍感って気が付いていないところが、もう鈍感だろう」
「うるさいわね。佐々木さんとはご飯食べたり飲んだりする友だちです」
「ふーん。メシ友、飲み仲間ってところで収めたんだ。じっくり攻める系の人なんだ」
涼太は独り言のように言っているけれど、私にもしっかり聞こえていた。一人勝手に納得している涼太を横目に、カレーを食べ切った。
「お皿洗うから、早く食べちゃってね」
自分のお皿を流しに置くと、後ろから「嘘! 姉ちゃんが皿洗うの? 絶対に皿割るなよ」と聞こえてきた。
なんでこうも一言多いかな、涼太は。素直にありがとうって言いなさいよ。そう言ってやりたかったけれど、ぐっと堪えた。いろいろと家族のために頑張る涼太を労うためにお皿を洗うんだから、これで文句を言ったら意味がない。
私はなにも聞こえなかったことにして、鍋や食器を洗った。