メシトモ!
「姉ちゃん、もう出たんだ」

「涼太」

「なに?」

「今度、佐々木さんに会ったとき、お礼と謝罪、ちゃんとしなさいね」

「謝罪? ああ、交換条件みたいなことをしたからだよね?」

「そう。佐々木さんは気にしていないけど、こういうことは失礼なんだからね」

「わかってるよ。ちゃんとお礼も謝罪もします」

「うん、わかっていればいいのよ。私、もう寝るね」

「ああ、お休み」

「お休み」

 自分の部屋に入り、久しぶりに実家のベッドに体を預ける。肩に掛けたままになっているバスタオルをイスの上に放り投げて、布団にくるまった。何度か寝返りを打っても眠気が来なかった。

 髪を乾かすのが面倒でここのままでいいやと思っていたけれど、目が冴えているならちゃんと乾かそうと体を起こした。

 もう一度バスタオルを肩に掛けて、ドライヤーの熱風を髪の毛に吹き付ける。ゴーという音を聞きながら、明日はなにをしようかなと考える。

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