男装騎士~それから~
「お前は、それでいいのか?」
「・・・うん。悲しいけど、納得する。レオの事、困らせたくないから。私、レオの笑顔を護るって決めてるから」
レオの笑顔を護る。
私が、この世界に来て決めたこと。
「・・・ごめんね、カイ。話、聞いてくれてありがとう」
「いや」
「カイは・・・、私といるの辛いんだよね?それなのに、迷惑かけてごめんね」
「俺は・・・」
カイの瞳が揺れる。
悲しげに顰められ、言葉を噤んだ。
「でも、カイが話を聞いてくれてよかったよ」
「・・・ごめんも、ありがとうも、俺には必要ない。お前にそんな風に言ってもらう資格、俺にはない」
自分の事を責めているカイ。
負い目があるから、私に優しくしてくれる?
そんなの・・・悲しいのに。
「カイに必要なくても、私にはあるから」
「え?」
「ありがとうもごめんねも、私はちゃんとカイに言いたい。カイはもう、私たちの仲間だって思ってるから」