忘れもの。
『好きだったの…ずっと…。』
トクン…
トクン…
胸の鼓動がとてもうるさくて。
沈黙の中聞こえる、クラスメイトの声は何処か違う世界にいるみたいで。
数年隠してきた想い。
一度は通じ合うはずだったその想い。
自分の身勝手で、お互いが望まない結果になった。
けれど今は前とは状況が違う。
マヒルには彼女がいて。
それなのにこんな事言っちゃうなんて、私本当どうかしてる。
マヒルだって困るに決まってるじゃん。