裏ギフト
「そうだ!! いい事思いついた!」


つぐみがパンッと手を叩いてそう言った。


「なに?」


「ネットの悪口を植木君に見せるっていうのはどう?」


「え……?」


「そうだよ、それがいい!」


「ね、そうすれば植木君も結香の性格の悪さに気がつくよ!」


「そう……だね」


2人の名案に、あたしはニヤリと笑う。


それならあたしたちの悪口だけじゃなくて、もっと色々な事を書きこむ必要があるね。


これで結香はクラス内で1人ぼっち。


あたしはそう思い、心の中で笑ったのだった。
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