裏ギフト
☆☆☆

翌日は日曜日だった。


部活も学校もなく、予定も特に入っていない。


それでも毎日早寝早起きをしているから、どうしても目は覚めてしまう。


あたしは枕元の時計に目をやった。


朝の7時15分だ。


ベッドの上で大きく伸びをして、昨日の永遠との出来事を思い出して口元を緩める。


そうだ。


あとで永遠にメールしてみよう。


今日も部活だったら見に行ってみよう。


そう思い、パッと体を起こす。


思い立ったらすぐ行動だ。


何を着ていこう?


普段は制服姿しか見せないから、とびきり可愛い服がいいな。


クローゼットを全開にして鼻歌まじりに服を選び始める。


その時だった。


コトンッと何か音がして、あたしは動きを止めた。
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