裏ギフト
だって、ギフトのせいであたしの計画は台無しになって、学校でも孤立してしまったんだから。


「侑里……誕生日……」


「ん? なに?」


聞き返しても、永遠はもう何も答えてくれなかった。


白目になり、力を失っている。


「あ~あ、死んじゃった」


でも、自業自得だよね。


人に嫌な事をしたんだもん。


嫌な事が返ってきても、仕方ないよね。


あたしは自分にそう言い聞かせて、永遠から離れた。


その時だった。


永遠が取り出した箱が目に入った。


その箱は白い箱ではなく、綺麗に包装紙が巻かれリボンが付けられた箱だった。


「え、なんで……?」
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